野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

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実物・下士兵卒用改四五式外套

前回少し触れた改四五式外套です。
改四五式外套001
まず手にした印象は、とにかく「軽い」ですね。
普段三式外套昭和32年式外套東ドイツのコートとかの重い外套ばかりいじってるので新鮮でした。
それと同時に質の良い羅紗に感動しました。

しかしこの四五式外套、実際のものと比べると随分形状が違います。
どうにも戦前と戦後に手を加えられた跡があります。
その説明も含めて紹介します。


外観。
改四五式外套02
ボタンの数は5個二列。

前身頃下。
改四五式外套03
本来は裏にもボタンがある筈ですが、欠損してます。

右前身頃上部。
改四五式外套04
構造上ここにもボタンホールが欲しいですね。


裾。
改四五式外套05
切りっぱなしとはいえ、なんとダブルステッチです。
手がかかってますね。

ボタンホールはありますが、背面の固定用のボタンはありません。
改四五式外套06
それどころか剣吊りもありません。
ここはおそらく戦後に私服として使用した際に取り外したのでしょう。
若干の汚れがありますね。

背面下部。
改四五式外套07
ボタンの数は4つです。
三式は3つでしたね。

一番下のボタンが外れかかってます。
改四五式外套08
そのうち手遅れになる前に補修しますかね。


検定印。
改四五式外套09
大正九年製・本廠検定・五號。

購入してから知ったのですが、五號なんですよこれ。
五號はさすがに入らないんじゃないかと思いましたが、すんなりと入りました。
野方さんは筋骨隆々ではないにしても、そこそこ現代人らしい体格をしてます。
そんな野方さんがぴったり着れました。
ウィキペディア兄貴によると改四五式は大正七年改定の際に寸法様式を大振りに変更したそうですが、
一体どんな寸法改定したんだよ改四五式・・・・・・
個人的興味で一號の改四五式を見てみたいです。

ところでこの検定印の押してある部分、実は内ポケットです。
改四五式外套10
手が込んでいますね。


さて、大正九年製ということは本来赤い袖線が残っているはずですが、
この外套には残っていません。
しかしその痕跡は残ってました。
改四五式外套11
袖に薄っすらと線があった跡があります。

分かりやすくするとこうなります。
改四五式外套12
これは大正十一年の改定に対応したためでしょう。






さて、通常改四五式外套は取り外し不可能の風防(フード)が付いてます。
しかしこれが欠損しております。
改四五式外套13
これは昭五式の頃にも使用されたことを意味します。

昭五式制定の際に、
「以前使用していた改四五式外套を服制を変更したからといってそのまま処分するのは勿体無い。
どうせなら貸与期限が切れるまで改造して使おう」
となって、この改四五式改(とでも呼べばよいのでしょうか)外套が誕生しました。
このような過渡期に見られる軍衣袴は面白いですね。
以前「昭五式外套はダブルの外套」という旨の文章を書きましたが、
あれはこの改四五式改外套と混同してました。
実際には昭五式外套はシングルの外套です。

改造点は、折り襟式にすることと、風防の撤去です。
つまりこの外套に合わせるなら改四五式軍衣袴ではなく昭五式軍衣袴の方が正しいことになるわけですね。


実際の改四五式外套はもっと襟が高いです。
改四五式外套14
しかしこれは随分低いです。
折り襟式にしたために襟を低くしたようです。
裏面を見ると少々無理をした跡がw
改四五式外套15


ところでこの通風孔ですが、これには別の使途があるようです。
改四五式外套16
どうも防寒襟の取り付けに使ったようです。
改四五式外套18

で、この防寒襟ですが、
似たようなものが私の手元にあるんですよね。
防寒襟01
以前三式外套買ったときに付いてきて
「何に使うんだこれ」と三式外套相手に試行錯誤を繰り返してました。
そりゃ三式相手じゃ無理だよ・・・・・・

これも戦後に手が加えられたような跡があります。
防寒襟02
この防寒襟についてはまた今度ご紹介します。


他にも手が加えられたであろう部分があります。
それが肩の階級章留めです。
改四五式外套17
糸がかがってあるだけで、本来あるはずの肩章通しがありません。

この外套は少々補修の必要がありますね。


ところでこれを買ったときに付いてきた上等兵の階級章ですが、
上等兵階級章01
官給品ではなく個人の私物のようです。
上等兵階級章02




野方さんは今この質のいい羅紗地に魅了されつつあります。
平和な時期特有の質のいい羅紗地・・・・・・
昭五式もいいけど一次大戦頃~二次戦前の軍衣袴も揃えようかしら・・・・・・
あ、だったら二種帽や旧型背嚢買わないとな・・・・・・でもどこを探そうか・・・・・・
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  1. 2013/02/13(水) 20:23:07|
  2. 日本軍
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんばんは^^
自分は、友人の九八式外套しか見たことがないのですが、このころの該当は
生地の色や質が綺麗ですね!

また、ダブル合わせもかっこいいです^^
改四五式?あたりは海外レプがあったりしますが、背嚢は難しいですよね。。。
収集頑張ってください><!!
  1. 2013/02/15(金) 17:54:11 |
  2. URL |
  3. Friedrich #-
  4. [ 編集 ]

>Friedrichさん
こんばんは。
ありがとうございます。
手持ちの装備だけだと不完全ですので、
いずれ完全な状態を目指したいと思います。

私もこの時期の質のいい羅紗地は見たことがなかったもので、
生地質のあまりのきれいさ加減に感動しました。

やはりダブルの外套は格好いいですよね!

背嚢に関しては、中田さんに一頑張りしてもらうより他はありませんかね・・・・・・
  1. 2013/02/16(土) 00:34:58 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

野方様

こんばんは^^

以前、ヤフオクにでていた中田製昭五式背嚢は定価の倍以上になっていたとおもいます。。。
さすがにお高いですよね。。。中田さんには、是非とも再生産して欲しいです><!!

ではでは~^^
  1. 2013/02/17(日) 17:46:05 |
  2. URL |
  3. Friedrich #-
  4. [ 編集 ]

>Friedrichさん
こんばんは。

て、定価の倍以上・・・・・・
これはもう中田さん頼みか、あるいは自作という
究極の選択をするより他は最早ないですね・・・・・・

値上がりしても是非とも再生産していただきたいところですね。
  1. 2013/02/18(月) 22:05:52 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

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