野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

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実物・在郷用明治十九年式軍衣

明治十九年式在郷用冬軍衣の実物が手に入りました。

前ボタン全欠損、虫食いありなど状態が悪いので格安で調達できました。
明治十九年式軍衣01
生地は黒ラシャ地。
生地の目は詰まっていますが、良くもなく悪くもない生地です。

以前購入した中田製の二種帽と比較してみますと、
中田製のほうは黒というより濃紺色と呼んだほうがしっくりくる色ですね。
明治十九年式軍衣02


左胸に勲章用の糸がかりが施してあります。
明治十九年式軍衣03
一本は確認できますが、二本目があったかどうか・・・・・・
跡があることにはあるので糸が切れてしまっただけかもしれませんね。
時代背景を考慮するに、明治二十七八年従軍記章や明治三十三年従軍記章あたりでしょうか。


内張りはボロボロの状態です。
明治十九年式軍衣04
生地は綿でしょうか?
祖母曰くサテン生地だそうです。
甲標記乙標記共にありません。
おそらく布ごと消滅したのでしょう。
寸法は個人的な見立てでは五號~六號、小號~中號程度ではないかと思います。

左胸に内ポケットがあります。
明治十九年式軍衣05
ただ、包帯嚢がありません。
旧軍の軍衣の特徴の一つとしてこの包帯嚢の存在が挙げられますが、
見当たりません。縫い目もないのでどうも元から無いようです。
しかし「戦友」の一節に
「しっかりせよと抱き起こし仮包帯も弾の中」とあるように、兵士個人が包帯を携帯しているはずです。
尤も、雑嚢に包帯を入れていた可能性も否定できませんが。

袖部分の内張りにはこれまた違う布を使用しています。
明治十九年式軍衣06
うーむ、細かい。


襟の兵科色は緋色(歩兵)。
明治十九年式軍衣07
生地は絨のようです。
赤は退色しやすいですが、どう多めに見積もっても100年は前のものにもかかわらず
虫食いはあれど鮮やかに色が残っています。

襟の内側は襟布止めのボタンがあります。
明治十九年式軍衣08
実際には5つありますが右端のものは外れてしまい、内側に落ち込んでいます。
また、衣用ホックは両側2つともしっかり残っています。

肩章のあったであろう場所にはハトメ穴が開いています。
明治十九年式軍衣09
明治十九年式の肩章にはこの軍衣のように穴に通し紐で留めるものと、
製作したときに最初から肩の部分に縫い込むものと二種類あります。
ただ、どっちにせよ肩章はボタン留めですが、両肩の分ともに欠損しています。


背面は三枚の生地から製作してあります。
明治十九年式軍衣10
これは改四五式まで共通した特徴で、
外見上の違いの少ない改四五式と昭五式を見分けるポイントでもあります。

因みにこちらが昭五式。
昭五式夏08
中心に一本の縫い目が走っているのが分かりますでしょうか。



剣吊りの内側には革が縫われてあります。
明治十九年式軍衣11
細かい造りですね。


袖章(階級章)は一等兵。
明治十九年式軍衣12
黒い絨の上から厚紙を芯に、黄色の絨を縫う形で作られています。
袖に縫いこまれている点から察するにおそらく昇進するごとに新しい軍衣が支給されたのだと思います。
なんと非効率的でそして浪漫に溢れる軍衣なんでしょうね。

因みに左袖。
明治十九年式軍衣13
こっちは状態がまだ良好です。


さて、この軍衣は補修すべきか否かですよ。
ここまで状態が悪いと「補修」の範疇を大きく超えることになるやも知れません。
しかしなまじ技術の無い私のことです。むやみやたらに弄り回すわけにもいきません。
ただ、ボタンくらいは付け直したいですね。
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  1. 2012/12/22(土) 23:43:34|
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