野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

吊り紐のお話

記事にしようとして早数年。
すっかり忘れていた物件がこちら。
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けん銃吊り紐。
この吊り紐に関しては中々ローカルルールが多く、
一筋縄ではいかない奥の深い装備品だったりします。

昭和25年にけん銃が支給されてから数年間はそもそも存在しなかった装備ではありますが。
20180505123039739.jpeg

昭和の後半にスポットを当てて記事にしていきますが、
まあ、確実に抜けがあると思います。

まず色に関しては、白と紺の2種類がありました。
20180505123033e51.jpeg
あとは皇宮警察の臙脂色。
まあ、これは割愛するとして。

で、肝心の使い分けですが、これが今一つ不透明なのです。
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写真は国鉄民営化後の鉄道警察隊員。

大まかに各地方での大都市となる県警では白を使用していたのかと一時期は思いました。
例えば大阪や長野など。
20180505123432def.jpeg

201805051232520bd.jpeg

しかしながら、例を挙げると北海道警では旧制服時代を通じて
紺色の吊り紐を採用していました。
201805051230389d5.jpeg
写真は拾い物ですが、函館市電と通行人との接触事故(だったかな?)の現場検証中の一枚。

一方、見栄えの問題で途中で紺色から白に切り替えたところもあります。
愛知では、なんだったか忘れましたが、サミットだかなんだかをきっかけに紺色から白吊り紐に更新しています。
ではこの使い分けの基準はなんだったのか。

結論としては、「基準はなく、単にローカルルールがいつまでも生き残っただけ」ではないかなあ、と考えてます。
都道府県レベルでの詳細に関しては各警察史を参照にするしかないですね(丸投げ)。

なお、余談ですが今でもこの紺色けん銃吊り紐の同型品が
まだ新品で警備用品店で調達出来たりします。
20180505123033f4c.jpeg

似てるな、と思って買ったんですが、
自動けん銃仕様の金具で微妙にマニアックなのがまたなんとも。
20180505123035bc3.jpeg
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  1. 2018/05/05(土) 12:36:08|
  2. 警察
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コメント

こんにちは。
手持ちの資料にけん銃吊紐の表記があったので、何かの参考になればと思い書き込ませて頂きます。

拳銃吊紐が明文化されたのは昭和29年からだそうですが、それまでも自治体や個人ごとで、けん銃に吊紐や鎖を装着していたそうです。
(昭和23年撮影という、ガバメントに鎖を繋げている写真有)

紺色の吊り紐ですが、昭和末期の官用品業者のカタログによると「警察庁型」という表記があるようです。
「現行警察制度30年のあゆみ」という本に掲載されている昭和31年式制服の見本写真には、紺色の吊り紐が装着されているので、制式は紺色なのかな・・・?と個人的には思ったりしています。

また、白色の「警視庁型」もナスカンが大型と小型(今のオートマチック用と同型?)とあったようです。さらに白色に関しても京都、大阪、兵庫で材質が違ったり、前の三県に加え「警視庁型」「広島県警型」と茶色の遊革の形や位置に違いがあるようです。

長文となりましたが、何かの参考になれば幸いです。
  1. 2018/05/24(木) 22:32:58 |
  2. URL |
  3. サーバル巡査 #-
  4. [ 編集 ]

>>サーバル巡査さん

うわあ、貴重な情報ありがとうございます。

革の位置然り、材質然り、吊り紐は本当にバリエーションが豊富だったんですね。

>警察庁型は紺色
昭和48年のけん銃奪取防止のためにけん銃ケースに蓋が付いたときもそうでしたが、
「あくまで警察庁型をベーシックとしてローカルルールを適用」という感じが色んな装備から見えますねえ・・・・・・

けん銃ばかりは各都道府県ごとの状況にもよるところが大きかったためか、
その付随品に関してもかなり奥が深いですね・・・・・・
  1. 2018/05/26(土) 10:52:22 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは。
先日の書き込みの補足資料みたいなもので二点。

吊り紐の発祥は、旧日本軍の名残のようです。なので、当初は個人の習慣や地域差があったのかなと思います。

また白色吊り紐の材質ですが
・京都=ナイロン製
・兵庫=バイレン製
・大阪=クレモナ製
となっているようです。

ちなみに、材質(クレモナ)を調べると、学校の校庭に埋めてあるトラックを示すロープや業務用の結束紐と同じのようです。

現在となってはチープな気もしますが、当時は品質やコストからするとベストな選択だったのかもしれませんね。

何かの参考になれば幸いです。
  1. 2018/05/27(日) 18:10:10 |
  2. URL |
  3. サーバル巡査 #-
  4. [ 編集 ]

>>サーバル巡査さん

更なる情報ありがとうございます。
革の位置やら、県によって素材すら異なるとは、最早色の使用状況がどうとか以前に果てしなく沼が深いですね・・・・・・

クレモナやバイレンの吊り紐も現物を一度見比べてみたいですね。
  1. 2018/06/02(土) 17:10:36 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

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