野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

実物・九八式夏衣

臨時ニュースを申し上げます、臨時ニュースを申し上げます。
野方工作所広報部、十二月八日午後十時発表。
当野方工作所は今八日未明、衣料庫にてヒメマルカツオブシムシと交戦状態に入れり。

とまあ、それはさておき、記事にするのを忘れていた九八式夏衣です。
九八式夏衣01
以前からちょくちょく別記事の写真に使ってはいたのですが、
この軍衣自体の記事はすっかり書くのを忘れていたという体たらく。

襟ホックはきれいな状態です。
九八式夏衣02
階級章は調達時から付いていません。


甲乙標記。
九八式夏衣03
六号、昭和拾八年製、本廠検定。
新品の状態です。
六号は身長的には150センチ前後の人なら着れますかね。


ボタン類は全て健在。
九八式夏衣04
生地質も十八年製にしては比較的良い品質の九八式ではないでしょうか。


剣吊りも健在です。
九八式夏衣05



包帯嚢。
九八式夏衣06



この九八式、脇の部分に通風孔があります。
九八式夏衣07
昭五式の夏衣を持っていないのでわかりませんが、
これは九八式になってからの加工でしょうかね。


ところでこの軍衣、あちこちに759という数字が打たれています。
九八式夏衣08
九八式夏衣09
九八式夏衣10
これはおそらく、人手が足りなくなり未熟な工員でも
部品が重複せずに製造できるようにするための工夫ではと推測します。





さて余談ですが、ここで一つ実物と複製品の簡単な識別方法について。

複製品と実物ではまったく異なる部分があります。
それは「生地の硬さ」です。
昨今では紡績技術が進歩し、柔らかくて耐久度の高い生地が開発され、それが主に使用されています。

なので、手持ちの軍衣袴でもしも実物かどうか分からないならば、
検定印などよりもむしろ生地を見るほうが分かりやすいです。
冬の羅紗地も例外ではありません。
最近のは「柔らかい」です。
まあ、遊びや撮影で着る分には硬さは余計でしょうしね。

なにより、似た色の生地を探すだけで一苦労なのに、
硬さまで複製すると幾らになるか分かったもんじゃありません。
生地が硬ければ実物、柔らかければ複製という認識で間違いはないでしょう。

・・・・・・あ、ただし三式軍衣袴は別ですよ。
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  1. 2013/12/08(日) 22:23:53|
  2. 日本軍
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

こんばんは^^
とても綺麗な夏衣ですね!

各パーツごとについている番号については、同年代の米軍の衣料品でも
見たことがあります!確か青インクだったような・・・

事変勃発といったところでしょうか?ww
今は冬なので、まだ大人しいでしょうが、春になり暖かくなると飛び回る虫なんかも
出てくるので、今のうちに殲滅しておきたいですね・・・
徹底した防虫剤の散布と、虫干しをおすすめします><!!

我が戦線は、今のところ異常なしですが、相変わらずウール製品がたくさん搬入されて
いるので、警戒しておきます><!!
  1. 2013/12/08(日) 22:49:24 |
  2. URL |
  3. Friedrich #-
  4. [ 編集 ]

>>Friedrichさん
こんばんは。
ありがとうございます。

ほほう、米軍でもありますか。
と、なるとこれは未熟かどうか以外にも、
短時間で仕上げるための工夫の面もあるといったところでしょうかね。

そろそろ昨年設置した防虫剤の効果が軒並み切れ始める時期なので、
まさしく「事変勃発」ですw

当方も今のところ目立ったパルチザン被害は受けていませんが、
防虫剤の効果が切れるとシベリア戦線みたいになることうけあいなので、
殲滅戦の実施を予定中です。
そちらの陣営もどうか警戒なさってください・・・・・・
  1. 2013/12/09(月) 01:20:46 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

ど~も!
御無沙汰しています!!

未使用の下士官・兵用の夏衣ですか・・・
ここ最近はこう云う軍装品も余り見掛けなくなりましたね!
当方が旧軍の収集した数十年前は九八式・三式の下士官・兵用の制服類は「山で幾ら」でしたよ。
冬用が¥800円、夏用が¥500円位で販売されていたのを記憶しています(笑)
「一山買ってくれたら外套・外被2着サ-ビス!」オマケに国民服上・下も持っていけ!!
でしたよ!(笑)

今見たく「国民服」「九八式・三式」が一人歩き(値段が付く事)は当時では予想も出来ませんでした。

まあ、「過去形」の話はこれまでにして!!!

申し訳御座いませんが、当方は旧軍の下士官・兵用の制服類は無知なのですが・・・
野方さんがプログで云われて居る様に釦が昭和16・17年を境に変わっていると思います。
金色の真鍮からペンキ塗の鉄からベ-ク製、最後は竹・木製釦に変化すると思います。

後、脇の「通風口」ですが当方が以前所持していた「昭五式夏衣」には無かったと記憶しています。
(間違ったらゴメン!)

後、バッシグを浴びる言い方ですが、「真・贋」の区別ですが、今日の様に「複製品」が氾濫している世の中では「本物」を見ていない収集家では難しいと思います。
当方も若い収集家には「まず、実物を見れ!」と云いますよ!
古い軍装収集家の言ですが「実物に勝る複製品は無」と云っています。

また、遊びに来ます!


  1. 2013/12/13(金) 20:32:52 |
  2. URL |
  3. 参謀本部 #YgKj3tPc
  4. [ 編集 ]

>>参謀本部さん
お久しぶりです。

や、山で幾ら・・・・・・
いやはや、今じゃあ信じられませんねえ・・・・・・
今でも「三式の実物下士卒用は二束三文」とは言われますが、
それでも千円を切る価格ではまず買えませんし、九八式も昭五式ほどではないにしても
やはり結構いいお値段が付いていますね。

釦ですが、私が見たことのある省力化釦は木製で正規のものに近い形状を模してあったもの、
おそらく竹製で、形状を模すこと自体していないもの、金属プレスのもの、ですね。
まだベークライト製とかガラス製のものは見たことがないですね。
不思議と胸部物入れの釦だけはわりと正規のものが使われていた印象があります。

そしてやはり通風孔は九八式以降の仕様でしたか。ありがとうございます。

まあ、一度でも実物を見たことがないと真贋は分かりませんよねえ・・・・・・
>「実物に勝る複製品は無」。
これはまさにその通りかもしれませんね。
実物以上の複製品というのはまあありませんね。
実物と複製品は、いかに忠実であれ、あくまで似て非なるものですから・・・・・・

またいつでもいらしてください。
お待ちしております。
  1. 2013/12/13(金) 21:59:38 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

ど~も!
当方の「過去」の話をまた掲載して申し訳御座いませんが、数十年では「軍装品:一般的な被服類・装備品類」は殆ど「価値」が認められませんでした。(笑)

「価値」が有った物は「勲章」「大礼服」と云った骨董的なばかりでしたよ!
例を挙げれば切が有りませんが、今日の若い収集家では信じられない事ばかりでした!
例えば旧海軍の救命胴衣(カポック)が¥1,000円と同じく海軍の略帽(士官~兵:第一種~三種)が混合でダンボ-ル箱にギッシリ入って¥5,000円とか
軍刀拵(旧型・指揮刀・陸・海軍)が10本~15本を荒縄で縛って「一山」¥10,000円~¥20,000円位でしたね!

ここ数年前から「軍装品」の「価値」が見直され「一人歩き」したと思われますね。
それと同時に「複製品」が世に出回った思いますよ。

まぁ、この辺りの「折り合い」は云わずともお解りでしょうから和えて記載しませんが・・・

話がまた変わりますが、制服の釦の事ですが、ベ-クライト製・木製(竹製)釦は昭和19年後半に見られると思いますよ!
ガラス製釦は陸軍では採用されなったと思いますよ。

海軍の下士官・兵用の外套でガラス釦が使用されています。

釦と云う「脇役」ですが、無くては生らないアイテムの
「歴史」を振り返るのも面白いと最近は思っています。
(笑)
  1. 2013/12/16(月) 00:19:49 |
  2. URL |
  3. 参謀本部 #YgKj3tPc
  4. [ 編集 ]

>>参謀本部さん

なんだかどれもこれも今となっては信じられない話ばかりですね・・・・・・
見直される転機となった出来事はなんだったんでしょうね?
それとも自然発生的に見直されたのか・・・・・・

そしてガラス製は海軍でしたか。
重ね重ねありがとうございます。

釦は存外注目してみると面白いアイテムだと思います。
それこそ「名脇役」ですw
  1. 2013/12/16(月) 19:29:27 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

当方が自分で云うのも変ですが今では豊臣 秀吉公辞世の句「夢のまた夢」でしょうか(笑)

「軍装品」の「一人歩き」の話ですけど、これは「私考」
ですが数十年前には「戦争映画」が持て囃された時代が在ったと思います。
その映画を見て「軍装品」に目覚めた人も多いと思います。
丁度その頃から巷には「実物軍装品」が品薄になって「複製品」が出てきた様に思います。
やがて若い年代に引き継がれて「着装派の出現」となって今日に至ったと思います。

まぁ「月並」な言い方ですが「世の移り変わり」でしょうね・・・・

文章が「支離滅裂」でスンマセン!

まぁ、若い収集家にはより多くの「実物品」を見て研究して欲しいですね!(老婆心ながら・・・)

「名脇役」の釦ですが、確かに「海軍」を例にしても
時代・デザイン・材質を考慮しても面白いと思いますよ!

では、またまた!


  1. 2013/12/20(金) 22:44:01 |
  2. URL |
  3. 参謀本部 #YgKj3tPc
  4. [ 編集 ]

>>参謀本部さん

なるほど映画の影響ですか。
確かにそういったのはありそうですね。

いつまでも不変のものもないですしねえ・・・・・・

海軍の釦は下士卒の三種の物しか持っていないので、そのうち集めてみたいところですね。
  1. 2013/12/22(日) 23:35:35 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

ど~も!
連続投稿でスンマセン!

処で野方さんは「戦争映画:古い時代」とか見ますか?
因みに当方が好きな戦争映画は「南の島に雪が降る:最初のバ-ジョン」「上海特別陸戦隊」「キスカ」「明治天皇と日清・日露戦争」等等・・・

宜しかったら古い持代の戦争映画のDVD何枚かを差し上げますよ!

話は釦になりますが「海軍」も色んなバ-リェションが有りますね・・・
「真鍮製」「アルミ製」等々・・・
明治時代には「将官用釦:大礼服用」が有りましたよ!
(明治39年の被服改正で廃止)
況してや、「予備士官」まで入れたら・・・

良ければ海軍士官釦「真鍮製」「アルミ製」の予備が当方に有るのでDVDと共に御希望なら差し上げますよ!

連絡先は記載のアドレスに御連絡下さい。

では、失礼します。
  1. 2013/12/23(月) 10:37:33 |
  2. URL |
  3. 参謀本部 #YgKj3tPc
  4. [ 編集 ]

>>参謀本部さん
遅くなりまして申し訳ありません。

古い映画などといえば最近は「拝啓天皇陛下様」を見ましたね。
あとは「五人の突撃兵」という映画なんかも見ましたね。
あ、「姑娘と~」が頭に付かない方のです。

そういえば明治海軍の将官用釦の話はどこかで小耳に挟んだ記憶があります。


で、譲っていただけるとのお話、ありがたいのですが、
今は年の瀬でただでさえ運送屋での流通数が増え、その分荷物の紛失の可能性も大きいです。
また、この時期は私自身が忙しくてあまり自宅にいない時間も多いため、そのお話は今回は一旦保留させてください。
身の回りが一段落しましたらまたご連絡申し上げます。
申し訳ありません。
  1. 2013/12/26(木) 10:45:45 |
  2. URL |
  3. 野方 #-
  4. [ 編集 ]

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