野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

入営のぼりと出征のぼり

骨董市での調達品、入営・出征のぼりです。
のぼりにある「入営」は兵役により入隊した場合、
「出征」は徴兵により入隊した場合だそうです。

この辺ののぼりは映画やドラマなんかでも割と頻繁に出てくる小物ですね。




まずは入営のぼり。
のぼり01
生地は絹のようです。



万仁従業員一同とありますが、万仁がなんの会社なのか分かりません。
のぼり02


裾には房が付いています。
のぼり03



陸軍旗と国旗、それと金鵄があしらわれています。
のぼり04


兵役での入隊であることと、全体的に豪勢な造りでありますので、
これは時代を下ってもせいぜい大東亜戦前までのものでしょう。
のぼり05



続いて出征のぼり。
のぼり07

3.5mくらいあります。
のぼり08

のぼり09
生地は綿です。

生地が綿であることだけでなく、
「出征」とあるあたり、大東亜戦の中期~末期に掛けてのものでしょう。


陸軍旗と国旗、それと金鵄ではなく陸軍章があしらわれています。
のぼり06



贈答主が勤務先などではなく、お父上やご兄弟、はたまたご親族であるところから察するに
清水重男さんは出征時、かなり若かったのではないかと推定されます。
のぼり11



ところで、店主さんがのぼりについての思い出を少々話してくれました。
以下その内容

「出征のぼりはな・・・・・・おれの親父が村で小学校の校長やってたンだ。
で、村の誰かが出征するとなったら「先生、お願いします」つって家にのぼりを持ってくるンだ。
そしたら親父は畳の部屋に新聞を一面に敷き詰めるんだ。畳に墨が染みこまねえように。
俺は・・・・・・まだ当時小さかったけど、その光景はよく覚えてる」


こういったお話を聞けるから私は骨董市が好きなんです。


しかしこうしてのぼりを見ていると、竹島俊夫さんも清水重男さんも、
無事に復員されたことをただただ祈るばかりです。
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  1. 2013/05/22(水) 22:58:05|
  2. 日本軍
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