野方工作所

野方幸作が気まぐれで書いてるあれこれ。もしかして無線軍事警察消防鉄道アニメ全分野を一つのブログでカバーするのは不可能じゃないかと思い始めてる。コメントや質問などはお気軽にどうぞ。頂けると狂喜乱舞します

日本陸海軍徽章コレクションの話

「毎号付録が付いてくる」と聞けばおおよそディ○ゴスティーニが真っ先に思い浮かぶかと思います。
ああいったものはマニア心をくすぐるものが多く、なおかつ第一巻は半額乃至超特価で販売されている場合が
殆どで、つい手を伸ばしてしまうもんです。
あれって大抵は途中から定期購読者のみに販売されるようになるんですよね。
何をどう足掻いても第一巻以上の巻数は売れないわけだから、
確実に買ってくれる層にのみ絞らないと企画が頓挫してしまうから仕方のない話ですけどね。

まあ、中には「世界のタクシーコレクション」なるマニアックすぎて創刊から7号で廃刊になった
シリーズもかつてありましたが。


さて最近創刊されたその手の隔週刊雑誌に一つえらく気になるものがありました。

それが「日本陸海軍徽章コレクション」です。
徽章c01
出版社はアシェット。
ディア○スティーニではありません。
五年位前に「まんがの達人」なる隔週刊誌を出した会社と書けばお分かりいただけるかと思います。


第一巻はわずか490円という超安価ながらも、付録は将官用隊長章です。
徽章c02


しかもこの隊長章、割としっかりとした造りです。
徽章c03
実物を見たことがないので差異が分かりませんが、
おそらく実寸大の複製品です。

因みに裏面。
徽章c04




既刊は三巻。
徽章c05
第二号の付録は操舵優秀徽章、第三号の付録は艦砲射撃優等徽章です。
これまたマニアックな徽章を・・・・・・

価格は1680円と跳ね上がりますが、妥当かと。
というか1680円でも不安なくらい安いです。
途中で企画倒れにならんだろうな。

付録の選別基準は「かなりマニアックな徽章」とかじゃないかなと思うんです。
そういった意味では多分旭日章とかは除外なんじゃないかな。コスト的にもアレですし。



さて、見逃せないのが記事の方です。
徽章c06
徽章ばかりを取り扱っている訳でなく、旧軍の組織と装備についても書かれてます。

第三巻の防寒服については、あまり色々資料の見当たらない分野だったので
大変ありがたかったです。


ただ、第二号の記事の水筒特集について、惜しいなと思う点があるんですよね。

将校用の水筒のくだりで、カバーについて触れられるだけで写真がないんです。
徽章c07
これはカバーの写真も欲しかったな・・・・・・



ところで第四号ですが、予告に気になる点がありました。
徽章c08

軍装名鑑・明治騎兵
装備品・脚絆
徽章c09
これは期待して良いんですかね。
個人的には明治歩兵や工兵についてが知りたかったですが、
まあいずれ特集されるでしょう。





しかし、何ともマニアックで野方のマニア心をピンポイントで狙撃してきやがりました。
(訳:定期購読しちゃいました(はあと))

4月9日までに申し込みをすると別途特典が付いてくるとか聞いたら、ねえ・・・・・・
徽章c10
本当に乗せられやすいクチですな。


因みにこの雑誌、今のところアマゾンでの取り扱いがありません。
書店のみでの販売です。
さらにネット上でも不思議なくらい話題に上がってません。
何故でしょう。謎ですね。


まあ、アレです。
7号で廃刊させないためにも書店に急げってことですな。



4/11追記:続いた
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  1. 2013/03/31(日) 22:22:09|
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実物・陸軍第一種作業袴

一般に白い上下と聞くと海軍の印象がありますが、陸軍にも白い上下はいくつかありました。


その内の一つが第一種作業衣袴です。
作業袴01


今回も骨董市での調達品、作業袴について少々。


どうにも陸軍の場合、作業衣袴には今回の第一種と、
主に戦車兵用のツナギ型の第二種があったそうです。

第一種作業衣袴は炊事勤務の際等に着用されたようです。

作業衣袴っていつからあるんでしょうね?

外観。
作業袴02
一般的な長袴と変わりのない外見です。
生地は白い綿生地。


検定印。
作業袴03
昭和十八年製、大支検定、三號。
記名欄は未記入です。
三號はだいたい今の基準で考えるとM寸くらいです。
私には履けないことはないんですが、丈が少々足りません。


腰紐。
作業袴07
左右両方ともしっかり残ってます。


前ボタン。
作業袴04
全て揃ってます。
ボタンは木製。
一番上の分のみ樹脂製です。

腰の物入れに紙が入ってました。
作業袴05


どうも半紙のようです。
作業袴06
メモにでも使っていたのか、はたまた鼻紙にでも使っていたのか・・・・・・
記名欄は未記入でしたし、おそらく戦後利用の名残でしょうね。
物入れに入れたまま忘れられたのでしょう。

何らかの作業に供していたらここまできれいな状態ではないでしょうし、
普段着として使われたのでしょうね。


余談ですが、白い日覆いを装着した第二種帽。
作業袴08
作業時に軍帽にこのように日覆いを装着した写真をどこかで見た記憶があるんですが、
その写真がどこにあるのか・・・・・・
おまけにそれが白い日覆いだった確証もないです・・・・・・

少し日覆いの寸法が大きいですね。
小ぶりなものを調達するか自作しましょうかね。
尤も、昭和18年ぐらいになってくると略帽での作業の方が一般的かもしれませんが。


その内作業衣も調達して第一種作業衣袴を揃えたいですね。
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  1. 2013/03/30(土) 21:52:26|
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実物・陸軍水筒

骨董市での調達品その二、昭五式水筒です。
昭五式水筒01
十五年戦争や大東亜戦争の頃のものです。
一般的には二次大戦期の水筒と書いた方が分かりやすいですね。


表面や紐に汚れが結構あります。
昭五式水筒02

というわけで洗ってきました。
昭五式水筒03
あまり変わりはありませんが、多少はきれいになったかと。


栓を紐で固定するタイプのものです。
昭五式水筒04
革紐で固定する型もありますね。


栓はコルクと木で出来ています。
昭五式水筒05
コルクになにやら文字が書いてあるように見えますが、よく読めません。
兵という文字のようにも見えますが・・・・・・。



底部。
昭五式水筒07
昭和13年製、大支検定。
製造は大阪アルミニューム製作所(現・日本軽金属株式会社)のようです。
しかしその下の九八の刻印は何を意味するのでしょうか。


水筒内部はよく見えませんが、どうにも錆びがそこそこ浮いているようです。
昭五式水筒06
中に水を入れてみてもそんなに水質に変化はなさそうでしたが、
まあ、使わん方がいいでしょう。



吊り紐になにやら検定印らしい何かが押されてあった跡があります。
昭五式水筒08
しかし薄くなっており、左端に18らしい文字と右端に3が残っている以外は
何が書いてあるのか全く分かりません。
なんて書いてあったんでしょうね?

吊り紐には他にも「ツ」の文字を丸で囲ったような印が押されてあったり、謎だらけです。
昭五式水筒09


調整具は布製です。
昭五式水筒10
金属製の個体もありますね。


取り敢えず、水筒はその内アルミ用の復活洗浄剤でも使って、錆を取りましょうかね。
実用しようと言うわけではないですが。


まあ、最近ではそこそこいい複製品もありますし、実用するにあたってはそっちを使いましょうかね。
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  1. 2013/03/29(金) 01:30:59|
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実物・海軍兵用三種略帽

今回は骨董市での調達品、海軍の兵用三種略帽を。

海軍兵用三種略帽01
随分色が浅く、本当に三種略帽かというような色をしています。


しかし裏返してみるとたしかに緑色が残っており、三種らしい色をしています。
海軍兵用三種略帽02



検定印。
海軍兵用三種略帽03
検定印はかなり薄くなっており、判別はほぼ不可能に近いですが、
上海海軍軍需部、とだけは辛うじて判読できます。
寸法が書いてありますが、二なのか三なのかいま一つ判別できません。
あとはどうにも記入がないので未使用の可能性もありますね。

寸法は実際のところ52センチ程度です。
陸軍の場合、号数の数字が小さいほど寸法は大きいですが
海軍の場合どうだったか分かりません。
さすがに昔のこととは言え、幾らなんでも52センチは小さいように思います。
尤も、綿生地なので縮んだ可能性も否定できないですがね。


帽章は元からありません。
海軍兵用三種略帽04
実物か複製品か。
いづれ取り付けたいところですね。
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  1. 2013/03/26(火) 01:28:50|
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骨董市に行ってきたときの話

骨董市の出店には時折軍用品を取り扱う店があるのをご存知でしょうか。
今回はその骨董市でのお話。

というわけで、某骨董市に行ってきました。

その戦利品がこちら。
戦利品01
水筒と三種略帽、そして陸軍作業袴。


作業袴。
作業袴01
この作業袴を購入するとき、蛸足背嚢とセットで4000円でいいと言われたので、
居合わせた友人と2000円づつの共同出資の結果、
友人の元に背嚢、野方が作業袴を譲り受けることにしました。

友人の元に行った背嚢は蛸足が完全に残っている珍しい一品でした。
尤も、左側の肩紐の下部が切れてしまっており、修理の必要がありましたが。


戦利品の詳細はまた追って書きますね。


しかし骨董市では色々な出会いがあります。

同好の士はもちろん、野方の場合、千葉の戦車学校に在籍していた方や、
コレクター暦50年の方からお話を聞くことが出来ました。
交友を広げるためにも、また見聞の幅を広げるためにも
まだ骨董市に行ったことのない方は是非とも一度行ってみてはいかがでしょうか。
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  1. 2013/03/22(金) 00:38:25|
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悪夢「ジャングルマン・カフェ」

世の中には、人それぞれで二度と口にしたくない飲食物がある。
原則好き嫌いのあまりない野方さんだが、今回は野方さんの数少ない
苦手なある飲み物について書いていこうと思う。



突然だが、皆さんはジャングルマンカフェなる飲み物をご存知だろうか。

ジャングルマンカフェとはチェリオが2010年頃に出したコーヒー飲料である。

それがこちら。
jgc04.jpg
ローヤルゼリーマカブラジル産黒糖ヘーゼルナッツ風味、と物々しい単語が並んでいる。

原材料名を見ていくと
コーヒー、全脂粉乳、黒糖蜜(ブラジル産)、ローヤルゼリー、マカ粉末・・・・・・
となんか暗黒物質のスメルが漂ってくるではないか。
jgc02.jpg




事の発端は2010年の秋口の頃、野方が奇食に興味があることを知っていた友人Mが
「この辺の弁当屋の自販機に面白そうな飲み物があるんだが、飲んでみようと思わないか」
などと声を掛けてきた。

当然そのようなタレコミがあったら飲まずには居られないのが野方幸作である。


結論から書くと、漫画やアニメなどで見られる「不味いものを飲食すると勢い良く吹き出す」
というあれが決して誇張を含んだ表現ではないことを知った。


一口飲むと、まず口中に何ともいえない味がじわっと広がり、強烈な吐き気を催した。
コーヒーと呼ぶよりこれは最早強力な催吐剤である。

この時点でもすでに勢い良く口から吹き出し、残りをアリの巣にでもくれてやりたかったが、
そんなマネをすると奇食家失格である。
いかに不味くとも完食するのが奇食家だ。
尤もこのときにはそんな自覚は私にはさしてなく、居合わせた友人Tに飲むことを薦めたが、
彼は一口飲んだきり私に突っ返し、こみ上げる吐き気と、胃袋に広がる強力な違和感と格闘を続け、
文字通り泣く泣く飲んだ。

全て飲みきったとき、目から溢れ出していた涙の所為か、
はたまた胃袋を中心とした体全体に急速に巻き起こった体調不良が原因なのか、
あるいはその両方の所為なのか、視界が歪んだ。



とにかく不味かった。




コーヒーらしい味やヘーゼルナッツらしい味がしたのは覚えているが、
詳細に思い出すことができない。

そもそも何味かと形容すること自体が難しい。
T曰く「これをコーヒーと称することはコーヒーに対する冒涜である」とも。


にしても、このコーヒーの妙なところが評価が変に割れる点である。
周りの人間に飲ませると、美味いと評する声こそさすがに聞かなかったが、
「不味い」と「そうでもない」という二つの意見が出た。

無論大多数は「不味い」だった。
が、「最初のローヤルゼリー味をクリアすれば後は問題なく飲める」と言った友人Nと
「そんなに不味くないぞ?」と言った友人W氏の意見が私を震撼させた。

Wは味覚音痴なのかと一瞬思ったが普段の様子からそれはありえないと判断。
Nのローヤルゼリーという意見には、パッケージには書いてあるが、
そもそもその味が野方には検知できなかった。


というか野方含め10人くらいがこれを飲んだが、Nにしか検知できなかった。
この二人が正常な味覚を有した人間であることは分かっている。

では、なぜこんなにも味に関しての評価が分かれるのか。
相棒シリーズに出てきた美和子スペシャルの親戚なのだろうか。
全く以って謎である。
ただ、Wも「冷めるととても飲めたものではない」との意見を打ち出していた
(※このジャングルマンカフェはホットで販売されていた)。

余談だが、Nは朝にこれを飲み、4時間ほど経った昼食時に
「胃が痛い」と青い顔をして私に詰め寄ってきた。
要するに全員の意見が「不味い」に集約されるのだ。



この騒動から少しすると、例の弁当屋の自販機からはジャングルマンカフェが消えていた。
売れ行きが芳しくなかったことは想像に難くない。
飲んだことのある人はもちろん、
飲んだことのない人間でも敬遠しそうなパッケージなのだから仕方あるまい。



もう既に期限は来ているが、まだ手元に現物がある。
jgc03.jpg
Mが私に差し入れたものだ。
正直もう一度これを飲むくらいなら、
富山ブラックサイダーやジョーンズソーダを飲むほうが遙かにマシだろう。

どっちも飲んだことないけど。



取り敢えずいつの間にか2000ヒットを超えていたので2000ヒット記念のプレゼント企画と言うことで、
どなたか欲しい方はコメント欄よりどうぞ。

というか引き取ってください。


(2013.12.01追記)引き取り手が現れました。ありがとうございました。
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  1. 2013/03/16(土) 00:23:53|
  2. 奇食
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GIRLS-und-PANZERのブルーレイを買った話

ガールズ&パンツァー面白いですね。


桃ちゃんがいいキャラしてますよね。
某所の「無能な働き者」という評価がなんともw

しかし、丸山さんはいつ喋るのやら。
喋ってほしいようなほしくないような・・・・・・


ただ、中でも特にプラヴダ戦ですよ。
第8話のカチューシャ合唱のくだりは気が付いたらテレビの前で一緒になって口ずさんでましたからね。
恐るべしプラウダ高校。

さて、今回はそんなGuPのブルーレイ第一巻について。
gup101.jpg

「何故今更一巻の話なのか」?
文字起こしたけど記事にすんの忘れてました(はあと)






さて、あれこれ見ていきましょうか。
gup103.jpg
左上から時計回りにパッケージ、鑑賞の手引き、トランプ、ブルーレイディスク、キャラクター原案画集。

パッケージ。
gup102.jpg
収納ボックスになるようです。

鑑賞の手引きは要するに設定資料集です。
gup106.jpg


フミカ姐さんのキャラクター原案画集。
gup112.jpg
中には身長の比較図や主要キャラクターの原案画が載ってます。



余談ですが、このキャラクター原案画集の秋山殿がなんかすごく男前に見えます。
gup105.jpg
「三白眼気味でニヤッと笑っている風に」と説明にはあり、
それだけだと何やら気味の悪い顔が思い浮かぶのにこの不敵な笑顔である。
まさしくグデーリアン。


トランプ。
gup110.jpg
ハートのA~9まで。

一覧。
gup111.jpg
A~5があんこうチーム、6~9がバレー部組(アヒルさんチーム)。

トランプといえば、4話でウサギさんチームが遊んでいたトランプ、
あれ欲しいですね。
gup108.png
パンジャンドラム柄てw




ところで、野方家にはブルーレイの再生環境がありません。
我が家には、ブルーレイの、再生環境が、「無い」んです。

大事なことなので二回書きました。


今回のこれは特典欲しさに買いました。
gup107.jpg
もう見事なまでにアクタスの策略に乗せられてますね。
・・・・・・なんか前にもこんなことがあったような・・・・・・

しかし、何でしょうね。
手元にあるのに見ることは叶わない、このディレンマ。


誰か友人にブルーレイの再生環境を持った奴は居たかな・・・・・・

あー、特典映像見てえ・・・・・・
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  1. 2013/03/14(木) 00:21:14|
  2. アニメ・漫画
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実物・明治十九年式軍衣袴

実物の明治十九年式軍衣袴が手に入りました。
明治十九年式軍衣袴01

しかし如何せん状態が悪く、文字通り触ったら崩れてしまいそうなぐらいです。
その上、前ボタン全欠損、虫食い多数、随所にカツオブシムシの死骸ありで処理が大変です。
ムシューダでも喰らって死に絶えろ。
さすがにクリーニングに出しても拒否されかねないので、
今回はプロ任せという選択は出来そうもありません。

ここまで状態が悪いと、吊るすとその内最悪虫食い穴から上下に引き千切れかねません。
平置きで保存するよりほかないですね。


それでは細部を見ていきましょうか。

まずは軍衣。
明治十九年式軍衣101
生地が以前購入したものより薄く、色も黒というより濃紺色です。

生地が薄いのは、対露開戦を視野に入れてなかった時代のものだからでしょうか。
寸法は以前のものより小さいように感じます。
明治十九年式軍衣102

九八式の六號よりも小さいです。
明治十九年式軍衣104


中田製の二種帽と。
明治十九年式軍衣110
色はほぼ一緒ですね。
生地も似たような感じです。


胸部に勲章用の糸かがりの形跡が上下に2つほどあります。
明治十九年式軍衣103
上が従軍記章、下部が勲等章ですかね?
明治二十七八年従軍記章と勲八等瑞宝章あたりでしょうか。


袖章。
明治十九年式軍衣105
上等兵ですね。


肩章は縫込み式です。
明治十九年式軍衣106
どうやら前オーナーは歩兵第六連隊所属の上等兵のようですね。
歩六ということは所在地は愛知県名古屋市ですね。

この肩章もじっくり見てみるといろいろなことが分かります。

連隊番号は白い絨を緋絨にまつり縫いで縫いとめてあり、
下地は軍衣と同じ紺の羅紗地。
明治十九年式軍衣107

下地の方は切り出しですが、緋絨は折り返して縫われてあります。
明治十九年式軍衣109



襟の形も以前の分と異なり、丸みを帯びています。
明治十九年式軍衣111


ホックは現存してませんが、跡や襟の形状などから察するに
おそらく一つだけホックがあったものと推定されます。
明治十九年式軍衣112

以前購入した分は二つでしたね。
明治十九年式軍衣07



剣吊り。
明治十九年式軍衣113
しっかり残ってますね。
内側には革が貼り付けてあります。

実はこの剣吊りが製造年次の重大なヒントになっていました。
以前購入した分と形が違うんですよね。
比べると一目瞭然です。


きっかけは偶然三十年式銃剣の剣差しが目に留まったことです。
三十年式銃剣差し101
「そういえば三十年式銃剣だけが日本軍の銃剣じゃないよな」
と思い出し、合わせてみたのです。


まず以前購入した分。
明治十九年式軍衣115
ぴったりですね。


そしてこれが今回購入した分。
明治十九年式軍衣114
合わないですね。

さすがに十三年式銃剣や二十二年式銃剣の剣差しは持っていないので
詳しい時代は分かりませんが、前述の勲章用の糸かがりを見るに、
たぶん二十二年式銃剣のじゃないかな、と思います。



内張りが全てはがされています。
明治十九年式軍衣116
元から無かったのかとも思いましたが、
よくよく見るときれいに取っ払った形跡がありました。
甲標記も乙標記もそもそも内張りが無いのでいつ作られたのか分かりませんが、
おそらく明治二十二年以降だろうなと思います。




続いて長袴。
明治十九年式長袴01
この頃の軍袴は騎兵科や輜重科などを除いて全兵科で長袴が支給されてました。
生地は軍衣よりも厚手のものが使用されてます。
色合いは軍衣と同じ濃紺色です。

歩兵科なので側線が赤いですね。
側線は緋絨で出来ています。

右側線。
明治十九年式長袴02

左側線。
明治十九年式長袴03


因みに、側線はポケットから始まってます。
明治十九年式長袴04



裾。
明治十九年式長袴05
切りっぱなしではなく、しっかり折り返されてます。



前ボタン部分。
明治十九年式長袴06
ボタンは全欠損です。
この頃の軍袴用のボタンはどんなものだったんでしょうね?
一つだけでいいから欲しいですね。



左ポケット部分。
明治十九年式長袴07
別の生地を継ぎ接ぎした跡があります。
これは見る限りだと、支給された後に補修したものだとかではなく、
元からこうだったようです。
生地の節約で端切れの生地をつなぎ合わせてここに使ったのではないかと思います。


ところでこの長袴、寸法直しをした跡があります。
明治十九年式長袴16
どうにも切り返しより上の部分が短いです。



検定印。
明治十九年式長袴08
歩兵第六連隊、明治十九年製造、第一大隊、第二中隊、明治二十年十二月供用。
甲標記だけで、乙標記はありませんね。
不思議なことに印の方には明治二十一年製造とあり、十九年と上書きされてます。
これは鎮台が明治二十一年に廃止され、連隊となったことが関連してるんですかね?

明治十九年製造で歩兵第六連隊所属なので、所有者は軍衣の所有者と同一人物だと推定できます。
むしろ断定しても問題ないでしょう。

甲標記のすぐ傍に、なにやら検定印らしいものがありますが、
寸法直しのためか見切れてます。
明治十九年式長袴09

寸法は五号、納入業者名には大倉納とあります。
明治十九年式長袴10

別の検定印らしいものもありますが、こちらも見切れてます。
明治十九年式長袴11
しかし、この真上の部分がほつれており、辛うじて読むことが出来ます。
どうやら「第笠菱」とあるようです。
・・・・・・第笠菱?
何だ第笠菱って?

尾錠部分。
明治十九年式長袴12
この頃はまだ軍袴に腰紐がなく、ここで腰周り寸法の調整をしたようです。


この尾錠も何度か付け替えた形跡があります。
明治十九年式長袴14
明治十九年式長袴15


よくよく見ると右尾錠の部分にも何らかの印が押してあります。
明治十九年式長袴13




さて、以上明治十九年式軍衣袴についてあれこれ書きましたが、
正直詳細がよく分かりません。
明治三十年以前は十三年式・二十二年式銃剣の剣吊りが付き、生地は薄い濃紺羅紗地。
三十年以降は三十年式銃剣の剣吊りと、黒い厚手の羅紗地・・・・・・でいいのでしょうか?
黒い羅紗がいつから使われ始めたのかが気になります。
対露開戦を視野に入れ始めたから黒い厚手の羅紗地を使用したのか、
はたまた何らかの要因から生地を変更したのか・・・・・・
単に連隊の所在地によって生地を変更した可能性もありますが、
「大日本帝国軍」という組織は、成立した時点で海外への遠征は視野に入れていた筈なので、
その線は薄いでしょうね。

いやあ、興味は尽きないですね。
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  1. 2013/03/05(火) 11:56:57|
  2. 日本軍
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階級章とかを買いました

合制服の記事から早半年。
ようやく巡査部長の階級章を購入しました。
巡査部長階級章01
いわゆる「三ツ星」の階級章ですね。
前回の記事に引き続き東京に寄り道したときの調達品です。


さっそく合制服に付けてみました。
巡査部長階級章02
現行も悪くはないですが、旧制服のほうがいかにも警察らしくて個人的には好きですね。


しかしパトロールカーバッジと車長章は未だ手に入らず・・・・・・
巡査部長階級章03
調達したいですが如何せんどこにもないんですよね。


東京で調達したものは他にもあります。

旧手錠入れです。
手錠いれ01
かなり大振りで堅牢な造りです。

内部。
手錠いれ03
手錠を取り出しやすいように切れ込みが入ってます。

実際に手錠を入れてみるとこんな感じです。
手錠いれ04
黒い安物の手錠ですいません・・・・・・
だってガイコツの実物とか持ってないですし・・・・・・


裏面。
手錠いれ02
ドットボタン式の3つボタンです。


それともう一品、帯革止めです。
帯革止01

ようやく昭和32年式外套に帯革止めが付きました。
帯革止02


さて、取り敢えず次の目標は昭和43年式のニューナンブホルスターですね。
どこにももう在庫がないそうですが・・・・・・
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  1. 2013/03/04(月) 18:37:33|
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複製・陸軍下士兵卒用四五式軍帽

先日、関東に行く用事が出来たので、ついでに中田商店に寄り道することにしました。

野方が中田商店の実店舗に行くのはこれが初めてでした。
あのカオスっぷりは何と形容すればよいのでしょうか・・・・・・
機会があればまた行きたいなと考えてます。

さて、中田商店に実際にいったことがある方は分かると思いますが、
中田商店御徒町店には各国の制帽がガラスケースの上に山積みにされている場所があります。
そこの奥に旧軍の制帽らしいものが見えたので試しに店員さんに尋ねてみました。

~以下そのときのやり取り~

野方「あのう、旧軍の下士卒の二種帽はありますか?」
店員「旧軍のですか。(ガラスケース上の制帽を手に取り)将校のそれしかもうありませんが・・・・・・」
野方「奥にあるあれも将校用ですか」
店員「奥の?・・・・・・えーと、(台座に乗り制帽を少し掻き分ける)・・・・・・これですか?」
下士卒用二種帽01
野方「・・・・・・これ、下士兵卒用じゃないですか?」
店員「・・・・・・ですね」
野方「・・・・・・」
店員「・・・・・・どうされます?」
野方「買います!」

いやあ、何でも聞いてみるもんですね。
在庫切れになって早数年。
「中田製の陸軍兵下士官制帽は最早幻の一品」とまで評されたものですが、
こうもあっさり見つかるとは思いもよりませんでした。

購入から数日がたった今現在でさえ、信じられません。

その時の店員さん曰く、「多分もう作らないと思います」との事で、
今回手に入ったのは完全に奇跡です。



購入当時の状態がこちら。
下士卒用二種帽02
袋に覆われ、型崩れ防止のボール紙が付いた、正真正銘新品未使用の状態でした。


取り敢えず細部を見ていきましょうか。

外観。
下士卒用二種帽03
いやあ、嬉しい嬉しい。
これ、ノドから手どころか腕ごと出てくるくらい欲しかったんですよ。

生地。
下士卒用二種帽04
良質な羅紗地ですね。
実に味のある生地です。
通販ページによると「実物生地を使用」とあります。

庇。
下士卒用二種帽05
黒い厚手の革です。

切り出して、ステッチを当ててあるだけの簡素な造りです。
下士卒用二種帽06

将校用になるとフチの処理はこんな風になりますね。
下士卒用二種帽07


耳章。
下士卒用二種帽08
下士兵卒用の軍帽の特徴の一つである無地の耳章です。
因みにアゴ紐は革製です。

裏は割り足式でした。
下士卒用二種帽09


内張り。
下士卒用二種帽10
綿生地です。
甲標記、乙標記の類はありません。
中田マークと寸法を意味する58とだけスタンプされてます。

この紐が小憎らしいですね。
下士卒用二種帽12
官民問わず、古い制帽はこのような紐が付いてます。
当初は寸法の微調整に使われてましたが、後に装飾の一種となりました。
最近の制帽では装飾としても意味がないもののため、省略されてます。
こんなところまで再現するなんて・・・・・・



ビン皮。
下士卒用二種帽11
見た感じ毛穴が多数あり、豚革と思われます。
ここは牛革だと思ったんですが・・・・・・



改四五式外套と合わせてみる。
下士卒用二種帽13
生地の感じが違いますね。
制帽の方が少し生地が荒い感じがします。
昭五式になってから少し生地が荒くなったそうですから、
この二種帽は多分元々が昭五式の生地なのかもしれません。

となると、この二種帽には昭五式軍衣袴に合わせるのが正しいのでしょう。

しかし昭五式は夏衣袴しか持ち合わせがないのです。
下士卒用二種帽14
となると今度は昭五式冬衣袴を調達しなければなりませんね。



懸念が一つ減って、そして一つ増えましたね。
旧型の背嚢と昭五式冬衣袴、今度はこの二つの調達を目指しましょうか。



他にも東京へ寄り道した際に購入したものがあるので、
今後その辺も紹介しようと思います。
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  1. 2013/03/04(月) 00:26:09|
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